モノズキな俺ちゃんが「南京の真実」を見に行っちゃったよ


昨日、割合近所で「南京の真実」特別試写会が行われていたので早速見に行ってきた。

文京区にあるシビックセンター小ホールで開催とのことだが、迷っちまったよクソ。探し当てた案内板のところに「小ホール」への案内の横に「外国人登録はこちら」と書いてあったのは何かの示唆だろうか。それはさておき、開演までに間があるためロビーに展示されている「偽造大国日本」というパネルをみる。唐突に

こんな展示。「なんで沖縄?南京じゃねえの?」と思ったがちゃんと南京ネタはこの沖縄教科書+大江裁判のパネル裏側の展示でくわしくやってましたよ。まあ南京のパネル展示のほとんど全部は例によって例のごとく東中野大先生の写真研究についてでしたが。もっとも東中野先生の写真ネタだけじゃ間が持たないからかなぜか

こんなパネルとか、よしりんが玉砕したパール判事のネタとかが展示されてましたが。あ、あと中国の毒餃子なんかについてのパネルもあったな。はっきりいって脈略ナシ。「中共憎し沖縄憎し左翼憎し朝日大嫌い氏ね」という怨念だけは愚鈍なわたくしでもヒシヒシと感じ取ることができましたけれども。それにしてもちゃんと県民大会を数えてくれた帝国警備を「某警備会社」なんて書いたらまたいつものあびるン記事みたく「胡散臭い関係者登場かよほんとにいるのかプゲラ」といわれちゃうから気をつけてね!まあでもパネルの説明書きは丹念に読むといいこといってたよ。「事実に基づかない情報で特定個人を誹謗中傷してはいけない」なんて、まさに曽野綾子とか産経新聞について如実に糾弾していたし。それにしてもその文章のパネルについていた写真が「沖縄ノート」だったのは、さすが誤字脱字間違いニュースで知られる産経新聞と蜜月時代があったチャンネル桜つくる会だな。でも俺ちゃんはいい人なので、「写真が間違ってますよ」とは言わないでおいてあげた。
とりあえず映画を見に行ったら必ずパンフレットを購入することをライフワークにしているので1000円という「はじめての溝口健二」並みの高額に腐れワーキングプアの俺ちゃんとしては恐れおののきながらも華麗にゲット。フリーチベットTシャツについては、購入資金がチベット人民へのカンパに使われる可能性を考慮し買わずにおいた。

本日の入りはだいたい60人前後。371名収容のハコなので無駄な動き(失笑とか)をしたら即つまみだされそうだと戦慄する。恐れていては前に進めない、大和魂でGO!といよいよのときは下瞼にメンソレータムないしタイガーバームを刷り込む覚悟をもって席に着く。今回は映画に入る前に水島社長の挨拶があるというので楽しみにしていた。だが到着が遅れており(入り口の案内にあった外国人登録との関係やいかに!!!!!)、代わりに聖火リレーチベットデモに参加したというおっさんが登場。(名前を失念したがこの人かもhttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080504/plc0805042153007-n1.htm)あれこれ話した後で真打登場。水島社長の降臨です。

ちなみに画像手前に写っている独特の髪型の女性はどうみてもキリストの幕屋の信者です本当にありがとうございました。仕込かどうかはしらねども、当日の会場にはこの髪型の女性が三人いらっしゃってました。

水島社長のありがたい御高話についてはなぜか右からはいって左からドンドンと抜けていくものですから正確には覚えていないのですが、「日本には中国人が100万人います、日本は外国からも美しい国と絶賛されています」とどう考えてもつながりのない文脈にエラーが生じているような発言と、「セットに一番お金をかけました、巣鴨プリズンや処刑台の様子を完璧に再現しています是非セットをようく見てください」という通常こういうときにはお約束である俳優の苦労話やその演技の見事さなどには全く触れずにひたすら見所はセットといわんばかりの口ぶりやら低予算であることを強調した発言などが心に残りました。あと日本には入ってきていないが、もう何本も40億50億という資金をかけた南京の大虐殺プロパガンダ映画が製作され(協力:中国政府)、海外で公開されはじめているそうです。なるほど勉強になったなあ。

でその「見所はセット」な「南京の真実」のレビューについては次のエントリーで。刮目して待て!!