産経新聞と世界日報に被害少女批判ビラをおりこんだ人物
琉球新報にて驚愕の記事を発見した。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-130429-storytopic-1.html
以下抜粋する。
被害少女を批判 県内本土紙に折り込み2008年3月24日 女子中学生暴行事件の被害少女を批判し、実名と誤解される名前が記されたチラシが22日に県内で宅配された産経新聞と世界日報に折り込まれていたことが同日、分かった。チラシを依頼した国旗国歌推進県民会議の惠忠久会長は「『仮名』と記された週刊誌を信用し、実名ではないと確信して引用した。名前に『仮名』と記すべきだった。(実名と)誤解させて申し訳ない」と弁明した。
惠会長によると、500枚以上のチラシ配布を販売店に依頼したという。チラシはA4判用紙の両面に被害少女を批判し、自民党や公明党は県民大会に参加するべきではないなどと主張が記されている。
産経新聞と世界日報の両本社は「チラシの扱いは販売店が判断するが、公序良俗に反する内容は扱わないように注意している」と説明。販売店は「批判的で人権にかかわる記載があるとは分からなかった。チラシは回収している」と話した。
ここまでくるともはやセカンドレイプなどという生易しいものではなく、ある種の「心の殺人」とも言うべき所業であると私は思う。有り得ない。全く有り得ない。腹が立ってしかたがないが、そうとばかり言っているわけにもいかないので、とにかく筆を進める。
産経と世界日報って不思議と足並みをそろえていることが多いのですがハテなぜでしょう。(組み合わせの妙としては盆と正月と同レベル)それはさておき、お詫びしているのが「仮名」を「実名」と受け取れる表現をしたところだけという感じなのがなんともいえませんな。当該チラシを見てないのでなんともいえないが、相当酷いシロモノだったのではないだろうか。被害者をこのような形で「告発」すること自体正気ではない(人間として大切ななにかを確実に捨て去っているとしか思えない)が、恵忠久の仕業となると、ある意味納得できてしまうから嫌だ。
恵忠久といえば、沖縄問題について少し知っている人ならば、「あああの人か」となる、週刊新潮や産経で「沖縄問題」について記事にする際には必ず(屋山氏なんかとともに)お呼びのかかる御用ナントカっていう類の御仁ですかな。もちろん週刊新潮・産経だけでなく世界日報や日本会議、つくる会とも深いつながりがある。私も、先年の県民大会を批判する週刊新潮の記事を取り上げた際、確か恵忠久にもちょっと触れたと思う。
■使いまわしとリサイクルは似ているようでちょっと違う
http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20071015/1192423869
それにしてもこんなことまでやるとは…。人間はオノレの主張を通すためならどんなことでもできるんだなと負の意味でカンシンする。しかしこういうことをする人の肩書きが国旗国歌推進県民会議会長なんて国旗国歌に失礼です。日の丸と君が代に謝れといいたい。花岡のことを腐れチンポというあだ名をシンテーいたしましたが、この方には「うちなーの魂を売った男」という呼称を捧げたい。ちなみに念のため付け加えると恵忠久は奄美出身。96年の那覇市議補選に出馬し、見事1212票という候補者中最低得票をゲットという輝かしい経歴を誇る。聞いた話では昔から一軒だけ日の丸を常時掲げていたりするような御宅だったとのこと。まあなんであれよそから来てこんないらんことするなんて本当にどうしようもないな。前々から恵隆之介とどういう関係なのか気になっている。恵忠久って恵隆之介の親か親戚なのかなやはり。*1
※追記。この人1972年の第三十三回衆議院選挙にも立候補してた。
http://www.senkyo.janjan.jp/bin/candidate/profile/profile.php?id=39177
奄美から東京、沖縄か。どういう人生をたどったのか多少興味があるが積極的に調べたいとも思わない。
*1:この世界日報の記事→ http://www.worldtimes.co.jp/special2/oki_kentei/071115.htmlを読むと一緒に登場していてなんとなくワンセット感がする