「挫折」の選挙

就寝前にはわかりきっていたけど、それでも目が覚めて奇跡が…なんてことを祈らずにはいられなかった。哀しい。私の周りの、特にインテリな方々にその傾向が顕著だったけど、とにかくかなりの確率で応援してたのに、もうなんというか残念としか言いようがないです保坂さん!またしても大衆に敗れ去ったんだよなあ、と七人の侍での志村喬のセリフみたいなことを言ってみる。なんか悔しいじゃないのさ。

今回の選挙、私は「挫折の選挙」と総括してます。結局森元総理やらを落とせなかったし。(ここが今回の選挙を語る上で非常に象徴的だと私は思う)いわゆる「注目区」「接戦区」において民主はほとんど負けてるわけで、つまり今一歩のところで「戦後」を終わらせられなかった。組織票には勝ったけど利権(世襲もある意味これに該当するな)には負けた。仁義なき戦い金子信雄のように、やはりしぶとい。

いろんな方の日記読んでると自民だからダメだとか社民党だからダメだとか杓子定規に考えてる人のなんと多いことか。選挙で必要なのは「いかにつかえる人材を増やすか」であって(ちなみにこの言葉は私ではなく、ある方の言葉。)、そこに党派性やイデオロギーを必要以上に持ち込むのは愚としか思えない。ある意味思考停止ともいえる。民主だから入れる、というのも社民だから入れないというのも構造的には同一に過ぎない。

しかしあらためて日本には二大政党制よりは少数政党による連立政権のほうがいいと実感した。民主が暴走したとき誰が止めるのか。そこまで見据えて投票した人は…多くないのかな。今回の結果をみて、もっと多くの人が自覚的に投票するようになってくれることを祈る。

コピペ脳な国士サン含めて、日本について、もっと真面目に考えようじゃねえか。いや私もだけどね。