うまれました&退院しました。

twitterはてブでの支援ブクマや出産おめでとうメッセージ、本当にありがとうございます。

3/4に出産し、3/8、某病院より親子共々無事退院しました。

母子ともに順調ですが私が鬱傾向が強くなってしまい、ちゃんとおひとりおひとりにご挨拶ができない状況ですみません。この場を借りて心よりお礼申し上げます。

破水後陣痛促進剤の投与→17時間の奮闘の末鉗子分娩というちょっと難産でしたが、子ども自身には問題なく(鉗子の後がついた程度)無事出産と相成りました。
このブログをはじめて4年?ほどになりますが、まさかこんな日記を書く日がこようとは…ちょっと感慨深いです。

お世話になった某病院はセレブ系じゃないんですが高齢出産に強いことで有名で、マイミクさんが以前そこでご出産されたこともあり、私もそこに決めた次第。入院後もほとんどの妊産婦さんが私と同じ年かそれ以上と思しき方々で、それもまたほっとしました。産科医のかたがいずれも30代前半?ぐらいで若いのですがちょっと影が薄く、助産師さんの印象が強いところで、助産師さんの「熱さ」もまた印象的な、そんな病院です。実にいい所だった。実は出産に至る過程をいい機会なので備忘録をかねて、と、まとめていたんですがかなり長くなりまして…。分割して、病院での思い出とともに、so-net blogのほうで書いていく予定です。ご興味のある方はそちらをお読み下さい。

それまで子ども欲しいとも思った事なく、特段子ども好きでもなく、妊娠自体突然だったこともあり、しかも妊娠中とにかく身体の辛さのあまり、うまれても愛せるのかな大丈夫かな、などと心配してましたが、いざ自分の子を前にすると、本当に可愛くて世話をするのが楽しいです。このまま夫とともに時がとまればいい、と思ったりします。それは子どもの成長を否定するのではなくて、ある意味産後鬱からくるのかもしれないのだけれど。

twitterでも書いたんですが、あまりにも病院が居心地よかったため(合宿所みたいだった)、退院後「病院に戻りたい…」という気持ちがとても強く、堪え難い喪失感をどうすることもできないでいます。辛すぎて病院からもらったものの整理すら、ついてません。夫と話すと少し良くなるんですが…独りになるとやっぱりダメ。実家に戻っているので家事をしなくていいのが、まだ救いです。

こどもについても、「いまこの姿」を自分が「忘れていく」ことが耐えられない。夜中、授乳におきたとき、息子が待ちきれず本当に輝いた顔をして私を見ている、その顔を、たぶんもう何ヶ月かしたら、忘れてしまう。(絵が描ける人が羨ましい)大林宣彦の「時をかける少女」に「忘れたくないのに」という哀切なセリフがありますが、今はしみじみと実感しています。過去にする、というか過去になっていく、この流れ作業的な時間軸に耐えきれない。そしてこの先にある死が、私にはとても恐ろしく、あまりにも恐ろしいが故に、耐えきれそうにない、と思う。

でも世の中のお母さんたちはきっとみんなこの「哀しみ」や「寂しさ」「喪失する痛み」を「成長の喜び」に変えて乗り越えていってるんだな…と思うと、すごいよ、みんな。いまは毎時間泣いてるようなアリサマですが、わたしもそうやっていけるのかな。いければ、いいな。今は夫の支えでどうにかこうにかやっているような状況ですが。

うまくかけませんが、いつかこの子が大きくなった時に、どれだけ祝福されて誕生したのか、教えてやりたい、と思っています。ありがとう。本当に。