予告編見ただけで似てないと思った「シリーズ激動の昭和 あの戦争は何だったのか 日米開戦と東条英機」



私の中での東條ベストアクターはなんといっても津川雅彦(「プライド」)につきる。腹黒さといいヒステリックなものを内に秘めた感じといいとてもよかった。やはり東日本ハウスはいい仕事するなあ。(どうでもいいが「東日本ハウス」でググるとほかのキーワードで「東日本ハウス 倒産」とでてきた。ギョーカイの資金源も鬼畜米英のせいでいろいろと大変ですね)

さて東條英機という大役の前で花と散った駄目な役者で考えるといくらでもあがる。ちょっと惜しかった丹波哲郎や、愛と悲しみの藤巻潤とか。小林桂樹竹中直人は見てないけど、たぶん似たり寄ったりじゃないかな。まあなんと言ってもこの中ではダントツで藤巻潤が駄目なんですけどね。あんな頑健な首の太い東條なんてありえない以前にまったくの亜空間です。

で『あの戦争は何だったのか〜日米開戦と東條英機』の予告編をみるたびにああ武も駄目役者群の仲間入りだなという感は否めない。顔も雰囲気も似てねえし。(ちなみにたけしが一番ハマってたのは「金の戦争」だったな。あの金嬉老事件の実録ドラマなり)もっともこの予告編はたけし東條よりも徳富蘇峰役の西田敏行のあまりのルックライク新宿フセイン*1に毎回驚かされそちらにばかり気をとられているので印象が薄いともいえるのだが。(ひげと髪がありえないことになっている。河川敷にいたらDQN高校生らに襲撃されかねん。個人的には大竹まことにやらせりゃいいんじゃないかと思う)野村萬斎のビミョーな昭和天皇といい(天皇陛下役は歌舞伎出身の役者にやらせるというテレビの原則はなくなったのか?)なんとなくまあみりゃ面白いんだろうけどという気持ちに。とりあえずこの映画の見所は間違いなく徳富「西田大爆発」蘇峰です。おえりゃあせんのう。

*1:新宿歌舞伎町に出没する、米軍に拘束直のイラクフセイン元大統領にそっくりなホームレス。いつもチャック全開なのが気になっている。または沖縄算残波岬に行く途中に出会った身長150cmぐらいのサイババそっくりのオヤジにも似ていたいる。