小沢一郎は金に「キレイな」政治家なんだけどね
「小沢一郎」という政治家について誤解があるような気がするので少し。
「小沢一郎は金に汚い」という論評ほど的外れに感じるものはない。
小沢一郎という人は「金」を「透明化」することをその政治生命において至上命題にしているようなところがあるので、そういう意味では「身綺麗」な政治家といえるだろう。だからこそ今回もあれだけ突っ張ってられるといえる。
「金に汚い」代表的な政治家は例えば(今回に限らずこういったケースではよくお名前をお見かけする)森元首相なんかですかな。今回の件で森元首相と小沢代表を同じ扱いにしてるひとを結構みたけど、それはさすがに小沢代表に失礼という気がする。「前任」者の轍を踏まないようやってきたわけだし。
ただし金が透明であるからといって「ケガレがない」とは限らないのが政治の世界。
ウラにはいろいろあるけど歴史修正主義的な発言は一切せず、金の流れも「透明」である政治家、それが小沢代表だと私は思っている。ウラにはいろいろあり歴史修正主義的な発言をし、金の流れも不透明な政治家よりはいい。元祖新自由主義な考え方は問題があるけれど。
今回の件で小沢代表をいきりたって糾弾してる人に聞きたいけど、「小沢一郎に“クリーンで清廉潔白な代議士”をもとめていたの?」あまりにもそれじゃナイーブ過ぎなんじゃね?と。もし「いま疑惑がでる時点で問題なんだから代表をやめろ」というのならば、西松建設との関係は昨日今日じゃないんだからそもそも民主党代表につかせるべきではなかった。選挙に勝てるから必要悪として応援したひとがいま手のひらを返して批判に勤しんでいるのをみると、あまりにもそれはご都合主義ではないかとネット右翼の私は思ってしまうのでした。やはりサヨクにはなれんばい。