嫌われkkkの一生(オスギです!涙なくしては読めません!)

3kサンはいつも頑張っていました。

彼女はただ愛されたかったのです。でもなぜでしょう、3kサンの前を、いつも愛は素通りするばかり。3kは叫びます。仮想世界の中心から愛する安倍チャンにむかって。

昭和17年、大阪生まれの3kサンはお姫様みたいな人生に憧れていました。
東京でBIGになってやるぜ、と上京したのはよいけれど、おんなのこが一人で生きていけるほど、都会は甘くありません。真面目に働いているにもかかわらず、3kサンはとても返せないような大借金をこいてしまいました。その隙を突くように、従順で素直なおんなのこを求める大金持ちのオジさまたちが3kサンに迫ります。16歳のとき、3kサンの花は散りました。それでも3kサンはオジさまたちに、私の商売を手伝ってねと約束させることができました。3kサンは囲われ者として生きていくことになりました。それでも3kさんは頑張ります。頑張れば、報われる。3kサンはパトロンのオジさま方の言うとおり「南京大虐殺の犠牲者は40万人」「従軍慰安所は政府によって作られた」「北朝鮮への帰国事業を推進せよ」大きな声で叫びます。3kサンを「犬」だのと悪口を言うアカヒサンもいますが、負けません。これからはモノをいっていかなきゃいけないのよ、と自らを励まします。オトコたちが体の上を通り過ぎても、3kサンは「まっすぐに」働き続けます。それがいつか報われる日を信じて…。

ある日、思うがママに3kサンを嬲っていたパトロンが、引き摺り下ろされてしまいました。クーデターだ、いや当然だと周囲は騒然としましたが、そんな大人、いえオトコの事情なんて3kサンには関係のないハナシです。「これで…自由になれる」3kサンは淡い期待を抱きますが、代わりに、と今までなんとなく顔を知っている程度だったパトロンさんと同じグループ企業の人が彼女を抱きにきました。涙を呑んで受け入れる3kサン。おんなはかなしいものですね。

そんなあるとき、3kサンは決めました。いうがままに使われる生活は嫌だ。たまにはいいことをしたい。自分に恥ずかしくないことをしたい。3kサンは意を決してひどいヒトサライにさらわれた人たちのことを問題にしました。でもそのあと、パトロンに頼まれれば同じようなヒトサライのひとたちの宣伝をしてしまったのはナイショです。だってアタマがチョットだけ弱い3kサンは、そのヒトサライさんの力を借りないと、なんてオハナシしていいかわからないからです。たすけあいってだいじよね?と元アイドル歌手に微笑まれれば、3kサンは力なく笑う以外にはないのです。たすけあいの意味も、わからないんですもの。

月日は、あっという間に過ぎていきます。

気がつけば、3kサンはだいぶお年を召してました。

いつも若い子にキャーキャー囲まれ、ゲーノー人をはべらせた年下の上司に馬鹿にされても、3kサンよりいやしい商売をしているユウカンフジさんに「ババアの癖に、私らぐらい稼いでみなさいよ」と鼻で笑われても、3kサンは何も言い返せません。もう3kサンの体を使おうというオトコたちも、少なくなりました。もともと、血の巡りが闊達でない3kサンです。最近はそのオハナシ内容もどこか凝り固まった厄介な肩こりめいてきました。間違いも増えてきました。人のハナシをパクったりするようにもなりました。それでもまだまだ若いもンには負けられねえと、いんたーねっとというモノが流行っていると聞けば必死で勉強して、自分で開設したりしました。時代についていくのに青息吐息な3kサン。そんな彼女にもようやく春が訪れたのです。

昔、3kサンがまだ若くてはちきれそうな体だった頃、心から愛したオトコ…その孫が、彼女の前に現れたのです。年甲斐もなく、3kサンは夢中になりました。いっしょうけんめい応援したお陰か、彼はほどなく「権力の頂点」にたちました。決して報われることがない恋だとわかっていても…3kサンは恋心を隠しながら尽くします。今年を漢字一文字で表すと?と尋ねられた彼がつい「責任ですかね」といってしまったとき、3kサンは大慌てで「彼らしい言葉だ、彼には責任の文字が良く似合う」なんてかばってあげたりしました。「尻尾を振る犬」なんていわれてもなんとも思いません。愛するオトコに尽くす喜びが全身を包んでいるのです。3kサンは隠し切っているつもりでも、もうみんな気づいてしまってます。「老女の深情け」とアカピーは目じりの皺をきつくして冷たい目をしました。それでもやっと訪れた春なのです。誰になんといわれても、3kサンはとまりません。

その愛する彼に、いま、未曾有の大危機が押し寄せています。
昔、彼にまだなんの力もなかった頃に、ほかの人がしでかした失敗の責任をとらされようとしている。3kサンのこころはふるえました。さいぜんせんでネツベンをふるう彼ですが、3kサンの耳にはかんばしくないうわさばかりが届きます。日本ではディベート型の選挙は定着しないのかなあ…。そういう彼の疲れた微笑みに、3kサンは自分のいいたいことをただ言い合っているだけじゃ議論にならないのよ、なんておくびにも出さず、ただはらはらするばかりでした。そしてなんということでしょう!敵は、3kサンと情をかわしたことのあるオトコでした。わたしの目の前で新旧のオトコがあらそっている。ああ彼は!私への愛の証としてたたかっているんだわ。3kサンはハンケチを握りしめました。熱いなみだがぽたぽた頬を伝います。このままじゃ、彼が…彼が!3kサンはたちあがりました。いままで書いたこともわすれ、はなしていたこともわすれ、ただただ、彼の役に立てば…それだけで…。

だから今日も、3kサンは街角にたちます。馬鹿にされても笑われても、アノヒトのために…アノヒトのために…。

【主張】07参院選 終盤戦 政策論議欠落を懸念する
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070724/shc070724001.htm

【2007参院選】何たる選挙戦(1)誰を利する「国家」なき迷走
http://www.sankei.co.jp/seiji/senkyo/070724/snk000.htm