盛況新聞に「大勝利へ」の文字が躍るワケ

最近のあおぞら家族が「大勝利へ」「厳しい中の勝利こそ」なんて暢気な顔で大人のジョージョーを訴えていたわけがようやくわかりました。

〈終盤の情勢〉関東
2007年07月27日

■東京(改選数5)

 鈴木寛が安定感を増してリード。続いて大河原、保坂、川田が有利な情勢になりつつある。残る1議席をめぐり山口、田村が互角の激しい戦いを繰り広げ、丸川が懸命に追い上げている。杉浦、中村ら、ほかの候補者は伸び悩んでいる。

 鈴木寛は、民主支持層の4割を固め、無党派層の支持も川田に次いで高い。事務・技術職層、製造・サービス従事者層、自営業者層で支持を集めている。

 大河原は民主支持層の3割をまとめた。40代以上の支持が比較的高く、主婦層に浸透をみせている。無党派層にも一定の支持がある。保坂は自民支持層の5割を固めた。無党派層への広がりは見られないものの、自営業者層や、高齢者層からの支持は安定している。川田は無党派層からの支持が3割と、すべての候補者のなかで最も高い。自民、社民各支持層の一部にも食い込み、20代など若年層に支持を広げて情勢は明るくなりつつある。

 山口は公明支持層のほとんどを手堅くまとめているが、それ以外への浸透が今後のかぎだ。田村は共産支持層をほぼ固め、無党派層の支持は鈴木寛と並ぶ。女性からの支持が比較的高い。

 丸川は自民支持層の2割しか支持を集められていない。無党派層への浸透もやや弱い。杉浦、中村は支持が広がっていない。

asahi.comより。そりゃ今日の寸鉄も「不祥事100件のゴロツキ党実績横取りのハイエナ党なんとレベルの低い愚党よ」と訴えたくなるってもんだ。どこの党に一番当てはまるかはこれまた例によってナイショのお話でございますけれども。
それにしても山口“沈黙の艦隊は読みましたか”公明党候補が苦戦か。いくら逆風といってもこのシナノマチ系候補については鉄板だろうと思っていたんですが、どうも投票率があがるらしいという世論調査結果を鑑みるに、そのあおりをくらったんでしょうかね。この記事を受けて早速2ちゃんねるでは普段あまり仲のよろしくない(というよりもお互いが馬鹿にし合っている節がある)ニュース速報+板と議員板がこれに関しては「公明落とすために共産党へ!」と共闘?(というか勝手に言っているだけですが)というか超党派の運動を同時多発に起こしていたりして面白い。東京選挙区なんてお膝元中のお膝元で負けたりしたら、シナノマチ(と永田町)に激震が走るだろうな。オラなんだかワクワクしてきたぞ!で、その他候補について。
アサヒの記事なんで民主党に対する信憑性は割り引いて考えなきゃならんですが(といってもここ数日の産経における自民擁護よりはかなりマシだが)鈴木寛民主党候補は抜群の安定ですな。23区内は鈴木候補、都下は大河原候補と住み分けたのが成功かもしれない。川田候補は政見放送を見てしまうと、ある種の同情が働き投票したくなる心理が働くんじゃないかな。自民党の保坂候補はさすがというかここ一番で底力を見せている。強い。でもってそのそこぢからにビンジョーしようとした丸川候補は山口候補と田村候補を「懸命に追いかけている」。となるとこれはいわば選挙用語でいうところの「次点で終了」かしらん。ただこれはかなり公明に不利な予測であり、朝日の別予想では以下のとおり。

鈴木寛氏がリード 参院選本社情勢調査
2007年07月27日

 朝日新聞社は24、25の両日、参院選東京選挙区(改選数5)について、都内の有権者を対象にした電話での2回目の選挙情勢調査を行い、取材での情報とあわせて総合的に終盤の情勢を探った。鈴木寛氏がリードし、大河原雅子保坂三蔵川田龍平の各氏が逃げ切りに懸命だ。山口那津男、田村智子の両氏が当落線上で競り合い、丸川珠代氏が割り込みを図ろうとしている。杉浦ひとみ、中村慶一郎の両氏らは伸び悩んでいる。ただ、調査時点で半数余りの有権者が態度を明らかにしておらず、情勢は流動的だ。

 民主党が2人を擁立するなか、年金問題などを訴える現職の鈴木寛氏が民主支持層の4割を、新顔の大河原氏が3割をそれぞれ分け合っている。両氏は無党派層からも一定の支持を集めている。鈴木寛氏は「必ず投票に行く」と答えた層の支持が高く、安定した戦いを進める。大河原氏も勢いをみせ、40〜60代から厚めの支持を集め、男性の支持が女性よりも高くなっている。

 業界団体を中心に組織戦を展開する自民現職の保坂氏は、自民支持層の半数を固めた。「年金問題を大いに重視する」層からも民主、共産候補と同程度の支持を得た。

 川田氏は無党派層の3割から支持を集め、自民支持層の1割に食い込んでいる。ただ「投票に行かない」と答えた層の支持が高い。地域別では23区東部に浸透している。

 山口氏は、公明支持層の大半を着実に固めた。30代、40代と70歳以上の支持が高く、主婦層に支持が広がっている。男性より女性に浸透している。

 田村氏は共産支持層の大部分を手堅く固め、無党派層の1割強からも支持を得ている。50代以上からの支持が高く、地域別では都心部に浸透している。

 元アナウンサーの知名度をいかしたい丸川氏は、自民支持層の2割近くから支持を受けているが、無党派層からは1割に満たず厳しい戦いとなっている。

どちらにしろ丸川候補に非常に厳しい結果となっているのは間違いない。
まあ選挙権がないような人(+ここ数年の選挙にも行かなかったような人)と報道されてしまえばかなり致命的でしょうな。それでも当選したとするならば、それだけ女子アナマニアが多かった、ということの証左じゃないでしょうかね(って前も使ったネタだなこれ)