さっちゃん(笑)

自称「さっちゃん」ことKYにかけては政界でもきっての辣腕を振るう片山さつき議員。プチ炎上していることをid:vanacoralさんの記事で知った。事のあらましは以下のvanacoralさんのところを読んでいただくとして、それにしても衆議院選挙が近いっていうのに、本当にこの人のKYはとどまるところを知らないな。

vanacoralの日記  片山さつき議員のブログがすげー(笑)
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20080513

↓ネタもとのさっちゃんブログ。
ゲンダイと喜八ログはリンクが早いですね
http://blogs.yahoo.co.jp/katayamasathuki2007/8238420.html

先の参議院選挙で丸川珠代候補(のち議員。東京のリテラシーってどんだけー)と抱き合い「この子はいい子なんですー」とうそ寒い女子高小芝居みたいなのをやってこちらの背筋を思う存分冷やしてくれたが、しかしブログ見て驚いた。自分のことをさっちゃんって…。とても朝生出演者に対して「意味わかんなあい」と言い放った御仁とは思えぬ砕けっぷりですわ。「自分のことをさっちゃんっていうのはおかしい」って童謡「さっちゃん」でも唄われていたジャマイカ!!!(そこ、意味が違うだろってツッコミはナシで)

片山さつき議員は私にとって不思議な人である。彼女のアイデンティティが「男性」でも「女性」でもなく、「少女」にあるような気がしてならない。個人的には昔から女子高生的ノリが理解できない人間(今はアレな山田邦子も嫌いだった)なのでタマヨ議員とのやりとりとか「さっちゃん」とか、この手のお寒い芸当をみせられると鳥肌が三日ぐらいとれなくなりそうだ。今回の騒動ももっと頭のよい告発方法があると、そしてそういう書き方は彼女のような知性の持ち主ならばいくらでも可能であるとは思うのに、あえて「おめかけさん」と正攻法すぎる直截なぶちかましでいく。官僚ならこの手の方法論で突破口も開けるときもあるだろうが、まだまだドブ板選挙が有効な地方では、単なる「まぜっかえし」やら「いらんこといい」と一蹴されて終わるだけだろう。本音が嫌われることがわからないところや老練という言葉とは無縁なところが、もう年齢的にいえばそう呼ばれてもいい年なのに、なんとも痛々しい。なんていうか、この人は決定的に官僚であって政治家(都市部から離れた地方では政治屋のほうがふさわしい場合もある)ではないんだな。旧態打破!と正義感の強い遅れてきたウーマンリブ闘士みたいだ。正しい情報だと聞かされていることをしゃべったまでですよ?とあくまでさっちゃんは無邪気だ。キラキラと輝く瞳は、でも私にはむけないでくれ。今の私には「天真爛漫な少女」というよりも「何がジェーンに起こったか?」のベイビージェーンにしか見えない。言葉の正しい意味での「ナイーヴ」な方なんだろうな。

で、まあアレコレ考えていくうちに、なんとはなしに思い出したのが童謡「さっちゃん」にまつわる都市伝説です。三番までしかないこの童謡に、なぜか知られていない四番目の歌詞があり、それを聞いた人は夜、襲われるという、実に古典的なネタでございます。

サッちゃん
http://www5d.biglobe.ne.jp/~DD2/Rumor/netlore2.htm

上記サイトに掲載されているチェーンメールに書かれた四番目の歌詞とされるものがすごいな。「さっちゃんはね、でんしゃで足をなくしたよ。だからおまえの足をもらいにいくよ。今夜だよ、行くよ」呪詛というかプリミティブなリビドー全開のような気がしてしまうんですがどうでしょうか。さっちゃんが部長さんの三本目のお足を奪いに今夜やってくる!!!!下手なホラーや恐怖新聞より怖いですね。そういうわけでこの歌詞を改変してみました。

「さっちゃんはね、デマで支持をなくしたよ。だからおまえの支持をもらいにいくよ。選挙だよ、行くよ」

おそろしいね、さっちゃん(笑)