黒物繁盛記

あまりに疲れたのでこんな妄想を展開してみた。

黒物繁盛記

チンポの色は清らかに黒い。だがカリは刻苦がにじんだようにどす黒く、その香りはムレた栗の花の匂いがする。この物語は栗と菊の乱れ咲きに敢然と立ち向かった熱き漢の黒い幹がさらに太くカリダカく成長を遂げる様を描いたものである。

201×年、新宿の外れにある小さなサウナ「小判」へ請われて雇われ支配人となった晴男はオーナー(十八番は「別れぐせ」)から「味をみんとな…」と強引にその胸に抱かれるが、既に彼が男としての機能を果たせないことを知る。新宿のサウナ店は、若い男性従業員を多く雇ってサービス☆サービス☆穴の奥までバッチリよと多角展開するチェーン「爽快」と、昔ながらのハッテン場としての矜持を守り従業員とお客との間に厳格な一線を引く「小判」を初めとする老舗グループの二つに分かれ、熾烈な営業合戦を繰り広げていた。「爽快」の蟻の門渡りの開帳も厭わない強引な営業に憤りを感じた晴男は老舗の矜持を守りつつも21世紀のハッテン場として「小判」を大きくしようと決意する。
やがて昔愛した辣腕マッサージ師が店の従業員として再び晴男の前に現われたり、オーナーの養子(愛人)にいびられながらも、晴男の手腕と奮闘によりやがて「小判なくして二丁目は語れず」とまでいわれるほどにビッグにマグナムにバズーカ砲に大きく成長させていくのであった…。

バディかどこかで連載させてくれないかな。