西松建設献金問題の発端は次期衆議院選挙で小沢の対抗馬となる元秘書だった!?

「ナニコレ!コノ国ドウナッテンデスカ!?」と思わずムルアカさんになっちゃうところでした。なんでかっつーと↓TBをいただいた留守番さんのエントリーを読んだから。

ひねもす国士サマ脳の検事と判事
http://blog.livedoor.jp/rusuban_the_3rd/archives/51104735.html

一部引用します。

さてさて。冒頭の記事ですが、実名こそ出していないものの、やっとこの部分が記事になったか、という話です。

 逮捕された同会の会計責任者・大久保隆規容疑者(47)の前任者にあたる元秘書から、献金の要求を受けたことがきっかけだったことが、西松建設関係者の話で分かった。
 東京地検特捜部も同様の事実を把握している。検察当局では、西松建設献金の経緯などを解明するため、陸山会の代表者である小沢代表から、参考人として事情を聞く方針。
 政治資金規正法は、政治団体の代表者が、会計責任者の「選任及び監督」に過失があった場合、50万円以下の罰金を科すと定めている。小沢代表は刑事責任を問われる立場にもあるため、特捜部は、大久保容疑者の供述状況を見ながら、聴取のタイミングを慎重に判断するとみられる。
 西松建設関係者などによると、西松建設が小沢代表側への献金の取り決めをしたのは1995年頃。当時、小沢代表側への献金については、同社の東北支店が担当していたが、小沢代表側の窓口は、小沢事務所でゼネコン業界などからの資金集めを取り仕切っていた元秘書が務めていた。
 元秘書は西松建設に対し、「他のゼネコンではこのくらいは献金している」などと、具体的な金額を示しながら、献金額の積み上げを要求。東北地方での公共工事の受注拡大を目指していた同支店は、小沢代表側の影響力に期待して、年間2500万円前後を献金する約束を交わした。献金には、同社が95年に設立したダミー団体の「新政治問題研究会」も利用することになった。

この秘書というのは、高橋嘉信という人物で、ではいまは何をしているのかというと、自民党岩手第4区の支部長!なのでございます。つまり、このまま次の衆院選をやれば、小沢さんと真正面から戦う人な訳です。

とんでもないところが発端になっているんですな。いや驚愕ってまさにこのことでしょ!?おそらく今年度の驚愕大賞にノミネートはおろかぶっちりぎりで受賞間違いなしだと思いますYO!まさか、と思う方は多いでしょうね。

そういうことで、もうひとつこの「元秘書」氏に関するニュースを。

巨額献金の枠組み決定 逮捕秘書の前任者か

2009年3月6日 夕刊

 西松建設の巨額献金事件で、年間二千五百万円を寄付する枠組みを西松側と話し合って決めたとされるのは、逮捕された公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)の前任秘書(55)だった可能性の高いことが関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、二〇〇〇年から小沢代表の資金管理団体陸山会」の会計責任者になった大久保容疑者がこうした献金システムを引き継ぎ、西松側から十数年で三億円の献金を引き出したとみて捜査を進めている。

 関係者によると、西松側は元秘書の要求を受け、十数年前に年間二千五百万円を献金することを取り決めた。政治資金規正法の改正で一九九五年以降、企業側から政治家への寄付の受け入れ先が、年間五十万円を限度にして資金管理団体に絞られたため、元秘書らと話し合い「新政治問題研究会」(九五年設立)などダミーの政治団体を使って献金する枠組みを考案したという。

 元秘書は一九八〇年から小沢代表の秘書を務めた。二〇〇〇年に辞職して衆院議員となったものの〇三年の総選挙には出馬していない。陸山会の会計責任者を引き継いだのが、大久保容疑者だった。

 元秘書は本紙の取材に「小沢や大久保のことで話を聞きたいなら一切お答えするつもりはない」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009030602000258.html

ほほう。前任秘書(55)という記述とこのwikiの記述って符合しますね。まあたまたま同じ年だった可能性もありますが、そんな奇跡にすがる必要はないと思いますわ。演繹的に導き出される答えは、つまりこの献金システムを作ったのは元秘書の高橋サンで大久保氏は引き継いだだけ、ということではないでしょうか。となるとですね、自民党がイマイチ歯切れ悪いのも、自分たちに波及するからだけではない、ということになります。今回の事件の本質は、小沢代表をあげたい検察側(一部なのかどうなのかはわからんけど)と小沢代表を追い落としたい元秘書氏の思惑ががっちり握手した挙句の茶番劇という可能性も…なんつって妄想したりしてみて。というわけでムルアカさんの「コノ国ドウナッテンデスカ!?」という叫びはあまりにもまっとうでございました、ということでしたー。

◆一方その頃疑惑の高橋嘉信氏はといえば。

小沢代表の元秘書で、4区から自民党公認で出馬を予定する高橋嘉信氏は「小沢代表は男らしく正直に、有権者や国民の前で責任をもって説明すべきだ」と述べた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090304-OYT8T00046.htm