新自由主義よサヨウナラ

あえてたとえるならば自公にはラグナロクが発動した、ということだろうか。(自公がそんなにいいものかよ!という指摘はあるでしょうが。まあ神、いわゆるゴッドというかネ申って感じでひとつ)

自民がこうなったのも当然の帰結。海外資本に売り渡し、なおかつ内政を省みず、内需拡大よりも経団連の推し進める政策にのっとり、この国を成してきた「中間層」と「インテリを食いつぶし、国力を疲弊させ、さらにイザ選挙となるとネガティブキャンペーンではネトウヨまがいのことをする始末。

今回の結果は、参議院選挙から地道に築き上げてきたものと「自民党オワタ」と投票した人たちのダブル効果により招いたものだろう。投票前あれだけマスコミが「300議席を超える」とあおった(通常はこういう報道をすると結果は逆になるのがセオリー)にもかかわらず、読売や日経のキャンペーンにもかかわらず(産経は独自の戦い)、「大衆」は「反逆」を選択した、ということだ。

ただとても残念なのは、あの郵政選挙から「大衆」が学んでいなかったようだ、ということだ。多様性の確保という点から見たら今回の「大政翼賛会」的な独占圧勝は望ましいものではない。ワンビット思考からもうちょっと脱却してもいいんじゃね?とは思う。マスコミが誘導したからこうなったわけではないからこそ私は恐ろしい。「大衆」に期待しすぎなのかもしれないけど。(で、この結果を受けて「日本オワタ」といってる「反日な方」はいつ「日本」をでていくのかしら。)

神々の黄昏、ラグナロクの後は新しい神々が新しい神の国を作る、とされている。加藤紘一氏といったリベラルが自民党を再生させていくのか、それとも安倍元総理が「責任を持って」自民党をクソウヨ政党に「ハッテン」させていくのか(平沼新党と合流して、平沼氏が総裁になったりして!←史上最凶のシナリオ。暗黒の新風面についに自民党も堕ちるか?)。「焼き畑農業」のあとになにが育つのか、注目している。