ももちんこと百地章が全力で釣られている件について
外国人参政権 付与許容説の学者が誤り認める 反対集会で日大教授が明かす
1月26日11時9分配信 産経新聞千代田区永田町の憲政記念館で25日に開かれた「永住外国人地方参政権付与に反対する国民集会」。国会議員、地方議員や識者らがげきを飛ばす中、日大の百地章教授(憲法学)が、国内で最初に付与許容説を唱えた学者が自説の誤りを認めたことを明らかにした。
百地氏によると、外国人の参政権について「国政は無理でも地方レベルなら認めていこう」とする部分的許容説は昭和63年に中央大学の教授が初めて提唱。追随論が噴出し、平成7年の最高裁判決の傍論もこの説に影響を受けたとされている。
昨年、百地氏が著書をこの教授に送ったところ、「外国人参政権は、地方選でも違憲と考えます」と書かれた年賀状が送付されてきた。本人に電話で確認したところ、「修正する論文を発表する」と明言したという。
百地氏は「外国人参政権が憲法違反であると、とうとうわが国最初の提唱者にさえ否定されたことは極めて注目すべきこと」と強調。
さらに「わざわざ憲法を持ち出すまでもなく、わが国の運命に責任を持たない外国人を政治に参加させることは危険すぎてできない」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100126-00000518-san-pol
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/dompolicy/350284/
ちなみにこのネタ、今月のWiLLにて「独占スクープ」扱いされてまんた。
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総力大特集
許すな! 外国人参政権
特別対談
■渡部昇一・金美齢
国家とは何か、国民とは何か
■百地章
提唱者までが否定した外国人参政権
■田中稔
偽装結婚、虚偽申請……
「外国人永住者」の実態
■河添恵子
中国の「移民」政策で日本は乗っ取られる
http://web-will.jp/
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というわけで今回の記事はいつものWiLL宣伝記事(続きはWiLLで!)でした…でFAなんだけど、それにしても誰だか知らんけどモモチン釣るためにずいぶん手の込んだ事をするのねえ。なんて人が悪いのかしら!ほら善良で純朴なモモチンは、もう全力で喰いついてしまつたじゃまいか。やっぱりリベラルとか進歩的文化人はみんな根性歪んでいるなあ(棒読み)。ていうか誰なんだろホントに。まあ産経やらWiLLやらによく掲載されるおなじみの「謎の関係者」(その正体は取材した記者ですら杳として知れない)ないしモモチンが勝手に思い込んだとか老人特有の(ryっていう気がしないでもないのですが。ええ。それはさておき。
この記事、二重の意味で意味がわからん。
まず、提唱者がそのあと主張を変えたからといって、説がその正当性を失当するわけではないこと。またある学説を唱えて、そのまんま無条件で受け入れられてそのあと何も検討されないなんてことはあり得ない。ある学説が主流となるまでにはいろんな学者がよってたかって精査していくわけで、検証もされ、そういった審査を経て、主流となっていくわけです。(ふとアインシュタインの相対性理論を間違っていると主張する人たちが陥りがちな陥穽を連想した。 )この記事書いたやつは、提唱した説がそのまんまなんの批判も無く受け入れられてそのあとなんの検証も検討も精査もされてないとか思っているんじゃないか。 だからこの提唱者が修正する論文を発表したからといってそれで学説の根拠がただちにゆらぐわけもなく、例えばその学説がもしかしたら許容説の根底を覆すものだったとしても、それをもって直ちに学説が覆される訳も無く、やはり精査を経て、主流になっていくという「道筋」は変わらないわけで。
モモチンの主張は「だからなんだ?」としかいいようがないものである、という結論。とにかく斯界でモモチンは「お友達」がいなくて寂しがっているというのはよくわかった。こんなことではしゃいで…むしろ気の毒になってきますた。