在特会逮捕のニュースはあまり喜べそうもない

在日特権」なんつー「妄想」に基づいて他者を暴力的に蹂躙し、それを正当化して憚らない馬鹿集団は取りしまわれてしかるべき。(いつまでも「特権」とやらの「証拠」はだせず、それらしきものをだしては論破されるどうしようもない人たちですから。誹謗中傷の類です)朝鮮学校も不法占拠してたからどっちもどっち、なんて議論は成り立たない。(そもそも「不法占拠」というわけでもないんだよな確か)

と、それとは別の次元で。

しらじらしく公安は「把握してない」なんていってるけど、まあもう「ソッチ系」の方々に「うまみ」がなくなったから放出されたんだろうなと推測する。もしくはコントロールしづらくなってきたからっていうのでお灸をすえるためか。まあ「この時期」だからねえ。

一部がオウムのように先鋭化して(もともとカルト団体だからなあ)テロ活動や暴力行動にはしらなければいいけど。とはいえそういう「根性」がなさそうな感じもまた在特会の特徴ではあるが。

しかしなんか嫌な予感がする。

例えば昨日の朝日の記事(東京版)なんて在特会の言い分のみ掲載し、「市は学校側に設備の撤去を求めていた」しか書いてない。これじゃ誤読を誘うだろうに。 いやむしろあえて誤読を誘ってるというか「本丸はそっち」なんじゃないかな、という予感がどうしてもする。この「警察発表をそのまま載せました」的なやる気のない記事からはある意味「焼け太り」の蓋然性すら感じる。朝鮮学校への立件および行政介入が本丸だとするならば、これでお灸を据えたことが、「彼ら」に知恵をつける結果になりかねない。(もしかして「それ」が目的だったりしてなあ…)

そういうわけで今回の逮捕についてはどうも素直に喜べないわけです。私は。

この記事には欠けているところがあるようだけど。

生活保護目的に入国?中国人32人に支給決定

 大阪市は29日、市内在住の日本人女性2人(78歳と76歳)の親族を名乗る中国人計48人が5月以降、次々に来日し、市に生活保護を申請していたことを明らかにした。

 市は「生活保護の受給を目的に入国した疑いがある」として、まだ保護費の支給を認めていない申請に対する対応を保留した。今後、大阪府警法務省とも連携し、実態調査に乗り出す。

 市によると、日本人女性2人は、ともに同市西区在住で、中国から帰化したという。

 中国人48人には、子どもや高齢者も含まれ、いずれも2人の介護を目的として入国した。48人は5月6日〜6月15日に在留資格を取得。外国人登録後3日〜26日以内に西、港、大正などの5区に「仕事がなく、収入がない」として保護申請した。申請には、いずれも市内の同じ不動産業者が付き添っていたという。

 在留資格があって要保護状態にあれば、生活保護制度を準用できるとの国の通達に従い、市はすでに32人について保護費の支給を決定。しかし、特定女性の親族と称しての中国人の大量申請には不審点が多いことから、6月7日以降の決定を保留にした。不正請求と断定された場合、市は、すでに認めた32人の保護の取り消しを検討する。
(2010年6月29日14時11分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100629-OYT1T00630.htm

読売のこの記事、いくつか足らない点があるようだ。

産経w(http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100629/crm1006291343019-n1.htm)の記事によると

「市によると、姉妹2人は残留孤児とみられ、平成20年7月、中国・福建省から来日、11月に日本国籍を取得した。今年5〜6月、姉妹の介護名目で同省から親族48人を呼び寄せ、大阪入国管理局が審査した結果、48人は1年以上の定住資格を得たという。」

「 48人は外国人登録後、平均6日間で市内5区に生活保護の受給を申請。いずれも日本語は話せず、申請窓口には同じ不動産業者が付き添っていたという。」

ということだそうだ。つまり背後にいるのは「不動産業者」(おそらく日本人)でそいつ(ら?)が悪知恵をつけたかもしくは借金のカタにそうさせたか。あの産経の記事ですらこういう点を記しているのになんだこの読売の記事は。帰化したってのも「残留孤児」だったからで、そうなると元々「日本人」じゃねえかってことになる。やたら「中国人」を強調させるあたり非常にクオリティ高いですね。

「中国人が日本の福祉を悪用している!」と噴き上がるのもいいけど、ちゃんと調べたほうがいいと思うな。

もっとも本質的な問題は「生活保護の不正受給」よりも、この手の「不動産業者」や「やくざ」といった「紹介」つきならホイホイと受給させるのに、フツーの人間が受給申請にしいってもアレコレ理由を付けて断ることに汲々としている行政側にある気がするんだけどねえ。

ロマンポルシェ。ライブにきた

新宿ロフトロマンポルシェ。のライブがあるのできたのだ。旦那(予定)の知人でもあるのでサインをもらおうという下心もあり。珍ポタージュマンセー
会場には吉田豪先生もいらしてた。旦那(予定)が知り合いだったので紹介してもらう。旦那(予定)は豪先生の黎明期からの付き合いらしい。知己が広いな。つか私はやはりサブカルから逃れられない運命らしい。のう。

産経は三段オチが得意ですな

黙然日記さんも触れておられましたけど、25日付産経本紙の書評欄はすごいことになっていました。黙然日記さんの紹介された「渡部昇一の昇一的おまえにだけは口を出して欲しくないよ」書評(http://d.hatena.ne.jp/pr3/20100425/1272207637)の下にはこんなのが掲載されていたのです。

【書評】『中国人の世界乗っ取り計画』河添恵子

 ■狂躁ぶり描く驚嘆リポート

 一読して驚いた。日本での中国人の迷惑行動は承知だったが、本書はカナダはもとよりイタリアからアフリカまで世界各地の中国人の狂躁(きょうそう)ぶりを余す所なく描く。実に驚嘆すべき実態リポートである。

 ある移民コンサルタントが移民の相談をしに来た中国人に「卒業証明書は?」と尋ねたら、「どこの大学がいいか? 明日準備するから」と言われて絶句したという話が書かれている。偽造書類作成は朝飯前のツワモノぞろいの中国人世界である。中国国内では人民元の偽札問題が日常化している。銀行のATMからも偽札が出る。銀行は回収してくれない。中国の全通貨発行量の20%は偽札だと囁(ささや)かれている。

 賄賂(わいろ)による無税の収入と不動産と株売買で得た不労所得がメーンとなった中国バブル経済で突如成金となった一部富裕層は、先進国に永住権を求めて世界中に飛び出した。彼ら中国人は中国人を信用していないし、中国を愛してもいない。あらゆる手段で他国に寄生し、非常識と不衛生と厚顔無恥な振る舞いのオンパレード。納税してもいない先進国で、教育も医療も同等の待遇を得ようと、がむしゃらな打算で欲望のままに生きようとする。自国との関係は投資目的だけ。自国の民主化なんかどうでもいい。

 私は非社会的な個人主義者である中国人がなぜ現在世界中から恐れられているようなまとまった国家意志を発揮できるのか今まで謎だった。しかしこのリポートの恐るべき諸事実を読んで少し謎が解ける思いがした。法治を知らない民の個々のウソとデタラメは世界各地に飛び散って、蟻が甘いものに群がるように他国の「いいとこどり」の利益だけしゃぶりつくす集団意志において、外からは一つにまとまって見えるだけである。

 「ウソでも百回、百カ所で先に言えば本当になる」が中国人の国際世論づくりだと本書は言う。既に在日中国系は80万人になり、この3年で5万人も増えている。有害有毒な蟻をこれ以上増やさず、排除することが日本の国家基本政策でなければならないことを本書は教えてくれている。(産経新聞出版・1365円)

 評・西尾幹二(評論家)
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100425/bks1004250957012-n1.htm

そしてこの書評のしたにはなぜかニーチェの「読書というのは他人の自我を読まされるもの」という一文が!ちなみにこの書評の上には「先の先を読め」という本の書評が掲載されてました。これを「啓示」といわずしてなんというのでしょうか!歴史は俺たちになにをさせようというのか!?そんなわけで日曜から電波高感度受信ゆんゆんですが皆様いかがお過ごしですか?まあデムパな啓示はどうでもいいんですか、とまれ朝から二大巨頭が読めるとは、嬉しくて涙と潮がとまりません!あたしの童貞を返して!閑話休題

で、この河添恵子サン(産経新聞に以前、この本がご本人の顔出しで広告掲載されていたけれどもアレはどう見ても羞恥プレイです本当にry)が何者かは知りませんが、はてなキーワードがひどいことになってました。*1カンヂがなにをもって驚いたのかは知る由もないですが、私も(というかフツーのパンピー←死語 だったら)たぶんこの本を読んだら途方もなく仰天すると思います。(まあ出版社をみたら「ああそうか」と得心するとは思いますが)2ちゃんのヨタレベルで出版させてくれるのは産経新聞出版だけ!

とはいえ、カンヂの文章、どっかで似たようなことを読んだなあーと脳内をまさぐったら、そう、ハーストの黄禍論でちた。昔日本人、いま中国人。産経新聞はこうして脳内補完することでまさに「先の先が読める」新聞となりえるのでした。産経新聞社、マンセー!

国際結婚は大変だ

今度結婚することになった人は「特別永住外国人」、いわゆる在日コリアンであり、国籍は韓国である。でも彼は日本生まれの日本育ちで、韓国にはもう縁戚はいないし、そもそも韓国/北朝鮮ともにいったことすらないんですよアータ。で、結婚するにあたり、どんな資料が必要か、私の住んでいる区の戸籍係に問い合わせてみた。(仕事のため営業時間内に来庁できないのでメールで行った)「1、婚姻届提出にあたり必要な書類は何か。 2、届け出はどこでも可能か?」と。

日本人妻と韓国人夫の婚姻届について


質問1、婚姻届に必要な書類に以下のとおりです。


質問2、婚姻届出する役所は、
(1)妻の本籍地
(2)夫又は妻の住所地
(3)夫又は妻が自ら婚姻届書を持参する場合にはどの役所でも可能です。


婚姻届を○○区に届出する場合


1 共通書類について
婚姻届書には、必要事項を記入後、夫・妻ともに署名押印をし、証人(二十歳以上)二名が署名押印してください(国籍は問いません)。
夫の氏名は韓国の本国上の氏名です。通称名での受付はできません。


2 日本人妻の必要書類について
本籍が○○区にないときは戸籍全部事項証明書(戸籍謄本)本人確認をしますので、パスポートまたは運転免許証をお持ちください。


3 韓国人夫の必要書類について


ア 婚姻関係証明書(在日大使館等で取得したもの。発行日から6ヶ月以内のもの)
イ 基本証明書(在日大使館等で取得したもの。発行日から6ヶ月以内のもの)
ウ 家族関係証明書(在日大使館等で取得したもの。発行日から6ヶ月以内のもの)
エ ア〜ウの日本語訳文(翻訳者の署名押印が必要)


これらはオリジナルをお持ちください。


オ パスポート
カ 外国人登録証明書

えーっとびっくりするぐらい面倒なんですが。しかし一度も行った事の無い国に証明書をもらうって変な話だなおい。(こういうことを書くと「じゃあ帰化すればいいじゃねえか」といわれそうだが、それはそれでいろいろと事情があるので、またの機会に書きます)正直、外国籍との婚姻が非常に手間がかかりかつ大変であることは友達のドイツ人の例を見聞きして多少知識はあったのだけれども「特別永住外国人」ならば「在日特権」で結構煩瑣な手続きから逃れられるんじゃないかと思った私が大甘でした。本当に「在日特権」なんてないんですね。(しかも前にみた知人の知人のケースでは役所から「これじゃだめだ」と何度か提出書類を突き返されたりしてたし…)

新居探しで苦労しつつ、さらにこの手間。大変だけど(おまけにいま仕事でジゴク状態ですが)まあ頑張ります。