外務省職員によるホテル代1500万踏み倒し問題は単なる痴情のもつれだった!?

産経新聞なんかで大々的に「お役人disっちゃうおキャンペーン」の一環として報道された「外務省職員によるホテル代1538万円踏み倒し事件」。

外務官僚、ホテル代1500万“踏み倒し” セミスイートに300日宿泊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080730/crm0807301710022-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080730/crm0807301710022-n2.htm

外務官僚ホテル代踏み倒し
http://jp.reuters.com/article/kyodoNationalNews/idJP200807300100082020080730

一報を読んだとき、なんとなく奇妙な気がした。通常こういうのって週か月払い精算じゃないの?なんで10ヶ月も放置してたの?いやいや、なんか外務省へ請求書回していたのが今になって拒否られたとか?等々と勝手に妄想していたのだが、デヴィ夫人のブログによると、単なる痴情のもつれだそうで。そのホテル名と社長の名前(+その武勇伝とか立志伝説)が天下御免とばかりにぶっちゃけられていてなんか感動した。この片岡ってお人、いろいろととり立たされる人ですよね。

外務省官僚の宿泊代1538万円不払い事件
http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10122972981.html

これで主に産経だけが問題視して大々的に報道していたのもよくわかるというかなんというか。(たしか他紙は追記事だしてないんじゃないかな。また産経もこの一報の後は報道してなかったような気がする。)やたら社長が「誠意を見せろ」といっていたのも納得。ただ上記記事中よくわからんのは、確か片岡サンはフジモリ元大統領と結婚していたんじゃないでしょうか。その人が外務官僚に妻と離婚&自分との結婚を迫るって言う意味がよくわからない。いつの間にフジモリ元大統領と離婚したんだ?それとも「事実婚」だったのでしょうか。ちょっとググったぐらいじゃわからない深淵をのぞきこむような話だなと思う。デヴィ夫人も片岡氏を通じて例の偽有栖川宮問題のグランドキャピタル社長と知り合っているようだから、腹に一物じゃなくて、いろいろと思うところがあったんだろうな。ここまで盛大にぶちまけられていると、ダイジョウブデスカ?と他人事ながら心配になってくるが、そこはそれ、日本政府に人身御供にされ、前任者不審死という伏魔殿に単身乗り込み、クーデターという難局をのりきって国際政治を目の当たりにして喰らって生き延びてきたどてらい奴ことデヴィ・スカルノですよ。きっこのような電波妄想の垂れ流しとは違う、ホンモノの「ジョーカー」である彼女は、いくらぶっちゃけようとも、日本の右翼なんてこわかないんだろうな。まあなんというか「より高位の存在」の「庇護」があるのなら恐れるにたらんのだろうし。彼女のような「ジョーカー」は、ある意味裏世界の構造が生み出した自縄自縛の「怪物」といえるかもしれない。核実験がゴジラを、環境汚染がヘドラを、夜這い土着の風習が都井睦雄を生み出したように。こんな風に時折「彼ら」の「淵」を覗くと、狐と狸のばかしあいにも似た、魑魅魍魎の跋扈する、百鬼夜行めいたネタに出くわす。私のいる世界とは乖離しながらも、密接にリンクし、それは蠢いている。真夏に首の後ろに冷や水を浴びせられるというか、東京アンダーワールド的な、背筋がぞくぞくしてくる話である。その辺の怪談よりよほど怖い。