ダライラマの怪しい本

ダライ・ラマのビジネス入門 「お金」も「こころ」もつかむ智慧!

ダライ・ラマのビジネス入門 「お金」も「こころ」もつかむ智慧!

CHAPTER1 〈正しい理解〉
ビジネスに役立つ〈正しい理解〉と〈正しい行い〉/現実の三つのあり方〈無常〉〈無我〉〈縁起〉を知る/ビジネスと仏教が共通してもとめるもの
CHAPTER2 〈正しい行い〉
意志決定の三段階/健全な傾向を受け入れ、不健全な傾向を捨てる/正しい職業の選び方/リーダーの理想像〈六つの智慧の完成〉とは?/仏教式経営の恩恵
CHAPTER3 心のトレーニン
瞑想の時間の作り方/独学か師につくか/脳に対する瞑想の影響/アジア人重役が語る心の訓練の成果/歩く瞑想/座る瞑想/一点集中瞑想/分析的瞑想/イメージのエクササイズ/マントラを唱える
CHAPTER4 リーダーの目的
組織の目的を決定する/ミッション・ステートメント(企業理念)の大切さ/リーダーの人格/理想的な人物の7つの性向/問題への対処法 世間八法/後継者育成システムの重要性/ダライ・ラマの後継者問題
CHAPTER5 ビジネスとしあわせ
ビジネスの目的とは?/仏教における収益のとらえ方/正しい方法で富を得る/富の間違った使い方/マズローの欲求階層モデルと仏教モデル/社員がしあわせを感じるために企業にできること
CHAPTER6 〈正しいビジネス〉を行う
企業の評判は無形の財産/信頼出来る企業とは?/GEにおける徳ある企業への挑戦/シェルとグリーンピース/NGOの役割
CHAPTER7 グローバリゼーションの挑戦
グローバル企業の出現/多様性の力/企業市民という概念/環境問題とイノベーション/インドのグリーン・ビジネス/アウトカースト温室効果ガスの排出権ビジネス
CHAPTER8 起業精神とイノベーション
インド経済の急発展の秘密/起業を促進するためには/ 経済格差をなくす智慧/マイクロクレジット/家族計画/インドのシャクティプロジェクト
CHAPTER9 責任ある自由市場経済
社会主義自由主義/アダムスミスに学ぶもの/自由と責任/持続可能な経済とは?/責任ある自由市場経済

著者について
ダライ・ラマ14世 テンジン・ギャツォ
チベット亡命政府、およびチベット仏教の最高指導者として、50年にわたりチベット人を導いてきた世界でも有数のリーダー。1989年にノーベル平和賞を受賞。2007年に人権擁護を訴える姿勢が評価され、米国で文民に贈られる最高位の勲章の議会名誉黄金勲章を授与される。
ローレンス・ファン・デン・ムイゼンバーグ
英国、ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、スウェーデンデンマーク、米国、チリ、バーレーン、インド、日本と活躍の場は世界各国にわたり、7ヶ国語を操る国際的経営コンサルタント。企業のガバナンスと経営陣のパフォーマンスの改善を専門とする。
amazonサイトより引用)

ウサンクセー!表紙のダライ・ラマのポーズといい、見出しといい、激しく胡散臭い。「成功のための9ステップ・プロジェクト」とどう違うんだろ。

この本朝日新聞の広告欄でみたときはびっくりした。なんかどっからどう見ても「ぁゃしぃ」とか「大丈夫か」「トンデモ」とかの言葉しか浮かばないんだけど、どの程度ダライ・ラマは関与しているのか。いやまあもしかしたら読んだらものすごく英知と慈愛にあふれた素晴らしい本なのかもしれないが、読む気がないのでこれ以上の論評は避けますが。