「だまされ」続けてるお前にいわれたかねえよ大月隆寛

【断 大月隆寛】まただまされるのか

 わずか数年前のことですが、もうみんな忘れているようです。だったら、思いだしましょう。前回、あの「郵政解散」後の総選挙、どうして小泉首相率いる自民党に当時、あれだけ圧倒的な支持が集まったのか。「だまされた」という向きもこのところ多いですが、「だまされた」だけではただ受け身の被害者意識。そんな了見のままだと、また別の方向から「だまされる」のが関の山。柳田國男が説いていたように、「反省」とはこういう時にこそ、誰もができる未来を選択するための頼りになる知恵であり、武器です。

 あの時、あの「構造改革」に期待して1票を投じた気分というのは、実は今でもそんなに変わっていない。いや、それどころか、さらに切実です。自浄のできない公務員制度、ハコもの乱造の公共投資やどっち向いて仕事しているのか謎なマスコミ、勉強もさせない学校教育…などなど、「戦後」のまま「そういうものだから」とやってきた習い性の多くを「どげんかせんといかん」ことは、世代や立場の違いはあれど、この国に生きる人なら誰もが痛感している。

 問題は、ならば誰が、どんな人たちが実際に、体を張って果敢に手をくだしてくれるのか、でしょう。「改革」の必要が変わらないのなら、あの時抱いた期待とその記憶をもう1度、それぞれの身の内に確かめましょう。マスコミがあおる「政権交代」で、その「改革」は果たして実現するのか。

 期待や希望はいつもたよりなく、不定形です。裏切られることも、あてがはずれることもある。でも、だからこそ「力」にもまた、なり得る。それらも全部ひっくるめて「政治」なんだ、と民俗学者は考えます。(札幌国際大学教授)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081015/stt0810150339004-n1.htm

イマサラ大月かよ、そんな声が画面の向こうから言霊となってコチラに押し寄せてくるようです。(嘘。テキトウ)いやまあ大月隆寛の頭の悪さについて語ってもこの期に及んでそんなネタかけるなバカと野次怒号の嵐になりそうだからあまりいいませんが、この人はホントに頭の中身が小泉時代そのまんまなんだなと実感。どんな義理や義務があるんだか知りませんが、この自民党信者さ加減を見るにつけどんな人生だったのかと「人の道」について説きたい気持ちがふつふつと湧いてくる。臆面もなく「信じることは素晴らしいよ」とか肩をたたきたくなるのはなぜだ?ちゅら海に沈めたら少しは正気に戻るかもなどと考えてみたりした。

いやだってねえ日本の政権与党が何処だったか?ということもロクにわかってねえようなんだもの。「自浄のできない公務員制度、ハコもの乱造の公共投資」や「勉強もさせない学校教育…」などとのたまわれた日にや何処の政党が実現させたと思っているのか?と埼玉の本部(←どこだよ?)に監禁してシャクフク大行進の一員として日本海に送り出したくなりますな。大月隆寛の住むニッポソではミンス党がこれらの政策を行ったのかもしれないが、ここは日本国ですので、いくら脱ポソ者(ニッポソを脱出して日本国へ来てありがたくもないご高説をカイチンして短小包茎ぶりを披露しまくること)でもそれぐらいの「正しい歴史」認識をもってもらわな困る。それはともかく、なんていうか、今のこの状況をみてもまだ「自民党に入れましょう!自民党は素晴らしい政党です!悪いのはみんな朝日のせい民主党のせい」なんてゴタクが通じると思ってんのかねえ。電波芸者とか自称していたような気もするので、もしかしたら壮大な釣り、生活のためにこんなネタをカキまくっているのかもしれませんが、それにしたってこの「断」はあんまりだろ。

「まただまされるのか」っていうからてっきり「ああ小泉政権の壮大な詐欺をほっかむりしたまま小泉的な自民政権を踏襲しようとする麻生タソに対して警鐘を鳴らすのか」とか思いきや単に「だまされた」と「反省」している人間に「警鐘」を鳴らそうという意味であったとは。なんとまあ忠実なる自民の犬よ。不安定雇用から教授に就任した途端に勝ち組意識の芽生えか?大月に「まただまされるのか」といわれるなんて屈辱以外の何者でもないな。お前はだまされ続けているじゃねえか?信念を持って「だまされている」なんてどこのカルト教団信者だよ。殴られても蹴られてもアナタについていきますなんて随分自虐的ですね。嗤えるよりもむしろ気の毒。

総選挙が視野に入って産経新聞の阿鼻叫喚もいよいよ高らかなわけですが、大月がそれに付き合ってどう叫ぼうかお気に召すままではございますが、でもねアンタも民俗学者の端くれならこんな公開オナニーに「柳田國男」の名前なんか出すんじゃないよ。恥を知りなされ。穢れます。ふんとに。