「天皇陛下が参拝できるような靖国神社にしたい」と私も思う。

民主・鳩山代表、首相になっても「靖国参拝すべきでない」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090602-OYT1T00818.htm

私のように靖国神社本体ではなく「中の人」のために春秋例大祭終戦記念日に参拝しているような人間は(だからこそか)余計切実に思う。

いまの状況では天皇陛下がご親拝されるとはとても思えない。富田メモが端的にあらわすとおり、あれこそがご一家の「意思」なのだろう。

とはいえ、私自身は「総理大臣は靖国神社に参拝すべきだ」と思っている。英霊は「国」の名の下にいきたくもない戦争にいかされ、殺したくもない人々を殺すことになった人が多く祀られている。日本国の代表として、彼らに詫びる責務があると私は思う。そして彼らに不戦の誓いをたててほしい。彼らの無念の思いに対して謝罪し続ける義務が「日本」にはある。

今上陛下にたいしても私は同じように思っている。やはり天皇陛下の赤子として戦地に赴き草臥れていった多くの「たましい」のためにご親拝いただきたい。だが現在の靖国神社の現状を思うにつけ、それを陛下に願うのは無理強い以外のなにものでもないとため息をつく。(だいたい「キリストの幕屋」が布教パンフレット配っていても、神社関係者は見てみぬふりしているようなところへ陛下がいけるかっていう話)

去年の終戦の日あのように変質した靖国神社を思い出すたび(あまりにつらくていまだにルポがかけないぐらいだ)に、なんというか、英霊が人質にとられているような気がしてしょうがない。