ネットイナゴと「ガチの人」の見分け方

そこで「ガチな人」である。

ネットイナゴという定義が生まれ徐々に浸透しつつあるようだが、ネットイナゴなんざもう古い。これからはガチの人の時代である。新世紀への躍動ですな。

ガチの人」とは、ネットイナゴのカテゴライズに納得できねぇ!とばかりに、はみ出した俺たち特攻野郎ガチチームとしかいいようのない人々である。便宜上「ガチの人」と称している。ネーミングセンスなくてすまんな。

ネットイナゴは、ネタ半分釣り半分というようなハンパな部分も見受けられるが、輝ける特攻野郎ガチチームはそんな生半可ではない。釣り?ネタ?それがなに?といわんばかりのガチンコ勝負である。半笑いしつつも目がマジ。そんな警官の点数稼ぎにはもってこいな人物像が思い浮かんでしまったのは、ついガチムチとのガチ絡みが浮かんでしまったせいだろう。閑話休題

「ガチな人」の主な特徴

1.「ガチの人」が最初につけるコメントは、質問かあるいは単発的な呟きでくる場合が多い。またその質問は初歩も初歩、もしくはエントリー読めば書いてあるようなものであり、呟きの場合はかなり唐突過ぎて「この人アレなんじゃ…」と憤りよりも戸惑いを覚える、まるでバッターボックスへ柔道着きて受身とるようなアグレッシヴなものであることが多い。


2.レスの後、「ガチの人」の返事をする速度は異常に早い。たまにこちらが追い抜かれたりするほどである。秒単位でリロードする、画面の向こう側にいる彼の息吹を感じたりする。


3.「ガチの人」がするレスはまたしても初歩の初歩かエントリーで書いてあることである可能性は非常に高い。物腰は慇懃無礼もしくは高飛車と両極端である。だがたいてい「教えたことに対するお礼」など、基本的な礼儀は期待できない。


4.「ガチの人」は、エントリーまたはこちらのレスに対して文句を言うのもお約束。「読みづらい」「わかりにくい」「見やすいものにしろ」「えらそうに高みからものをいって」などが代表的な決まり文句。ただ「どこをどうすれば読みやすくなるのか」といった具体性にはまるっきり乏しいので、どうすれば気に入るのかわからないまま延々と文句を垂れられる羽目になる。


5.「ガチの人」は、おまるもってPCへ臨んでいるのかと思うくらい長時間、不屈の闘志で事にあたり、倒れても倒れてもゾンビのごとく蘇り同じ趣旨の質問や呟きを繰り返す。そのあまりの理解力のなさに「釣りか?」と思うが、ネットイナゴではないので、「ガチの人」はマジである。そしてこちらがどんなに丁寧に質問に答えても、「ガチの人」は読まない。もしくは読んでいるとは到底思えないような質問をしてくる。また「イラクバグダッドへ行って同じ主張をしろ」などと本人しかわからない例えを持ち出してくるのも特徴。本人だけが正確に趣旨を把握しているあまりにも漠然とした抽象概念(例:「世間の風」「美しい国」)やいつどこでどういう風に調査が行われたのか極めて曖昧な統計数字(例:世間の99%が支持している)をもちだすことも顕著である。
イナゴなら放置すれば自然衰退していくがガチな人は鍛え方が違うので、何日何週間下手すると何ヶ月過ぎても「あのときの答えまだですか」とか言い出すのも特徴である。


6.ネットイナゴは群れるが、ガチの人は群れない。またほかの(同業他社ってやつ?)ガチの人のコメントは読まない。常にタイマンである。孤高の存在でひたすらガチる。そこにしびれるぅ!憧れるぅ!

ざっと思いついたことを縷々書き連ねてみたが、ほかにもあるかもしれない。(思い当たるフシがあれば教えてください)ではこの方々への対策は…となると、不屈の執念強靭な体力と強固な精神力を誇る「ガチの人」であるので、丁寧に対応すればするほど泥沼になるだけだ。ネットイナゴみたいな短期集中型ではないから非常に厄介である。あばばばばばばーおちんちんびろーん、などと壊れまくるのもひとつの手だが、そうするとblogを見に来ているほかの方への不信感にもつながりかねない。これがまあ水虫みたいなもんで、気長に少しずつ付き合っていけば、たぶんこちらの言い分を理解することは到底出来ないかもしれないが、それ以外のナニカが生まれるかもしれない。そこにかけるのが漢の意気ってもんです。
とにかく、執念だったら負けないぜ!食いつき食い下がり断固退かぬ、俺たち暴発野郎ガチチーム!でも、オレッチのとこへ書き込むのだけは勘弁な。