「気の毒な冤罪被害者を出さないために、世の女性には痴漢くらい大目に見て欲しい」

モトケンさんのブログ記事「最高裁で痴漢裁判逆転無罪」を読んでいたらものすごいことを平然と言ってのける人がいたので驚いた。

おっしゃってますが何か?もちろんリアル社会では特に親密でもない女性には面と向かっては言わないくらいの分別はありますが、貴女のおっしゃりようには、居酒屋で下ネタ混じりの会話してたら「セクハラだ!セカンドレイプだ!!」と見も知らん他所のおねーさんに怒鳴りつけられたような理不尽さを感じます。なお私は、かなり本気で、気の毒な冤罪被害者を出さないために、世の女性には痴漢くらい大目に見て欲しいと思ってます。*勿論少数意見であろうことは自覚してます。

http://motoken.net/2009/04/15-141330.html#comment-7009

少数意見どころか、かなりどうしようもない意見であることを自覚されたほうがよいように、老婆心ながらご忠告申し上げる次第。それはともかく、なんでこんな発言になったのかと話の流れを追ってみれば、どうやら「パンツに手を入れたぐらいで」みたいなコメントした男性?がおり、それに対して痴漢被害者と自称する女性?が「不快な発言だ」とレスしたことでやりとりが続き結果このような言葉にいたったようである。この女性?に対してコメント主は「言論圧殺だ」なんていってるけれども、それこそどこかのあほなウヨサヨのように「言論の自由」を盾にして言いたい放題いってるのとなんら変わらない。そして、なんていうか、本当に本気でこんなことを考えているようだったら最低だし、最悪だ。強姦被害者に「少しぐらい使わせたって減るもんじゃない」などという人間がいるが、あれに似た感じがする。こんなことをいわれて平然としている女性がいるとしたら、それは親しいからでも発言を許容しているわけでもなく、聞いてるふりをしているか、もしくは「そういう人間」だと思われているだけの話ではないだろうか。いやーこんなこという人って本当にいるんですね。貴重な体験をさせてもらいました。

痴漢被害者も痴漢冤罪被害者も同じように避けたい事態である。ただそれだけの話なのにどうして前者は我慢を強いられ、後者のみ救済せよというのだろうか。得体の知れない人間に体を触れるというのは不快以外のなにものでもないんだが、そう思う男性は少ないのだろうか。やり取りをしていた痴漢被害者を自称する女性?は「男性恐怖症になりそうだ」といっていたが、その気持ちはわかる気がする。痴漢冤罪被害者は人生を台無しにするが、痴漢被害者だってそれは同じなのだ。そのことはわかってほしいと思う。